経費削減とは何か
- 2019.09.24|Hirai Blog
経費削減し、中小企業を元気にする、という経営理念を基に事業をされている株式会社エルネストリンクの谷岡社長とお会いしました。谷岡社長の言葉を備忘録として残します。
・福利厚生として色んなラインをスタッフに与えても、最初は感謝、それが当たり前、いつかは他にないのかという権利主張になる。上乗せの福利厚生の前にスタッフが社長から絶対受容されているという関係が大事である。
・今の若い人たちはマズローの5段階欲求説でいうと、生存の欲求は満たされている。物質欲求もほぼない。満たされれていないのは承認欲求。だからSNSで「いいね」が欲しい。承認の関係、仕組みが大事。
・サービス型の事業ではスタッフ満足が顧客満足になる。そのために、スタッフのライフプランの相談に乗ってあげる必要がある。年収を50万円あげるために給与ではなく退職金プランを提案するということも検討の余地あり。
・複合機はメーカー直で契約するとかなりカウンター料金が低くなる。月2~3万円は軽く下がる。
・歯医者は自費売上をいかに上げられるかが生命線。スタッフに営業させることは難しい。そこで20%のクーポン券を月に3枚までスタッフからお客様に自由に与えていい制度にする。すると、お客様も喜ぶ、スタッフもお客様に喜んでもらえて喜ぶ、患者さん増える、というスパイラルになる。
他にも目からうろこの提案や考え方をたくさん教えていただきました。
谷岡社長は表面的なコスト削減を提案されているのではなく、企業の本質、理念の明確化、理念から行動にいかに移すかといったコンサルをされていることがよくわかりました。