クリニック開業成功マニュアル【物件探し】「駐車場は十分確保できるか?」
- 2017.05.8|クリニック開業成功マニュアル
クリニックを開業する上で物件、立地は最も重要です。
いわずもがな、ですが、一度建築した、もしくは内装工事した物件はよほどのことがない限り、移転することはできません。
建築、内装工事に数千万円の資金を投入するため、やり直しがきかない、といった方がよいかもしれません。
クリニックを開業する場合の物件、立地を決定する上で重要な要素の一つとして「駐車場が十分確保できるか否か」があります。
大都会は別でしょうが、特に九州はまだまだ車社会です。ちょっと体調が悪い、子供の調子が悪いといったときに、駐車場の心配のないクリニックと駐車場が近くにないクリニックでは前者のクリニックの方がやはり通いやすいといえます。
専門性が高く、県外からも患者さんが来られるようなクリニックは駐車場の影響はさほど大きくないかもしれませんが(新幹線や場合によっては飛行機を使ってこられることもあるため)、一般的なクリニックはやはり駐車場ができるだけ確保できる立地を選んだほうが、よいと思います。
患者さんが増えてくると、スタッフも増えてくるため、患者さんとスタッフの駐車場確保を念頭に入れておく必要があります。
これは最近のコンビニにも同様のことがいえます。
最近のコンビニは以前に比べて駐車場が広くなってきているような気がしないでしょうか?
駐車場がない、もしくは駐車場はあっても狭いため、窮屈な思いをしなければならないコンビニと、あと数百メートルいったら広々とした駐車場があるコンビニとではどちらがお客さんが入りやすいかといえば、やはり広々として駐車場があるコンビニです。
そして、できれば一台あたりの面積をゆったりとった方がよいと思います。
特に高齢者は一台あたりの駐車スペースが狭いと、駐車するのに苦労されますし、ドア開けて降りるときに、しっかりドアが開けられるスペースがないとストレスがたまります。
また、隣の車にドアをぶつけたりすることもあります。
駐車場が充分確保できるかどうか、クリニックの物件選びのときは充分考慮したいものです。