安藤忠雄氏が手掛けたホテル
- 2025.01.15|Hirai Blog
安藤忠雄氏が設計したホテルに滞在しました。
場所は愛媛県です。













造形美と空間の解放感に圧倒されました。
旅先でのイベントを楽しむのもいいですが、純粋にホテルそのものを楽しむということもいいなと思いました。
高校3年生の時、将来建築士になるのも楽しそうだと考え始めたところ、私の通っていた高校で早稲田大学の理工学部建築学科への推薦が貰えるとなったので、申し込みました。
もうほとんど早稲田建築に行くことが固まってきていたとき、日ごろからデッサンやデザインを描いたり音楽をやったりと芸術性の高い活動をしていたクラスメイトの坂口恭平くんが早稲田建築に行きたいと思っていることを知りました。
恭平君の方が僕より建築の世界があっていると僕自身も思ったので僕は建築士になるのをあっさりと辞めました。
坂口恭平君はたくさんの本を出版したり、絵の個展を開いたり、テレビに出たり、AppleのCMにでたりと今では大活躍しています。
建築士憧れマンだった私ですが、安藤忠雄氏の設計した建築物に今回初めて触れて、本当にワクワクしました。癒されました。気分が高揚しました。
こういう経験は仕事をしていくうえでも大切だなと思います。
今、商品製品の機能面ではどれをとってもそんなに大差はないように思います。違いを生むのは、美しさ、デザイン、心地よさという感性の部分、アートの部分だと思います。
公認会計士業務、税理士業務、医療業務はアート、感性から遠いところにある領域のようにも思えますが、だからこそ自分自身の感性を磨き、目の前の方の琴線に触れるような生き方、言葉遣い、気遣いをできるようになりたいと思います。
自分は何を見て感動するのか、どんな人に憧れているのか、理想としているのか、何が心を震わせているのか、どんな出来事を人に伝えたくなるのか、をひとつひとつ見つめて自分自身をもっと掘り下げていこうと思います。その自分自身を深く深く理解し受け容れて、全部受容することでもっと多くの方を理解し共感できるようになるような気がしています。
素晴らしい体験でした。
生きていること、生かされていることに感謝