ラーメン一風堂社長 講演会に参加しました。
- 2024.10.8|Hirai Blog
一風堂河原社長の講演会に参加しました。とても感銘を受けました。
河原社長はお話の途中「退屈してない?」と気遣いの言葉を何度もかけておられました。「お客さんが感動していないのが嫌なのよ」と、常に相手の立場に立って生きていらっしゃるのがビシビシ伝わりました。
特に私の心に響いた言葉を残します。
・今日から始める、という気持ちで毎日生きてる。今日から始めるから失敗して当たり前。
・昔のことは覚えていない。昔のことはそんな大事ではない。
・「3」を大事に生きてた。石の上にも3年。お店をオープンして3年間は1日も休まなかった。これが一番良かった。無我夢中で生き始めた。
・他の店の冷蔵庫に興味があった。どんな骨使っているんだろう。いつこの材料を使うんだろう。私はすみれラーメン作れますよ。
・これじゃリーダーになれない。そう思ってから生き方の勉強始めた。
私の人生の羅針盤になっている言葉たち
・「守破離」:大事なことは「離れても」本は忘れるな。師匠の恩は忘れるな。
・「他人様に光を与えられる人になりなさい」
・「物事には『走り』と『旬』と『名残』がある。人生でいうと35歳くらいまで『走り』。35歳~55歳くらいまでが『旬』かな。またそれぞれの中にも『走り』と『旬』と『名残』がある。
・「正念場」正念場ってすごく大変な時、踏ん張らなければならない一世一代の時のことではないよ。正念場って今の心を足元で一つに止めるって書くでしょ。今ここを生きるってこと。中川一政さんが97歳でこの言葉を書に書いた。97歳で正念場ですよ。俺涙がでるよ。いつでもやり直せるって思うよ。
・「念ずれば花開く」を書いた方の言葉が好きだ。「ぶなの木が好きだ」という言葉。ぶなの木は役に立たないとされ、切られもしない。いつの間にか森になり水をはぐくんでいる。役に立たないと思われている人もしっかり役に立つんだ。
・「有名になることはそれほどむつかしいことではない。本物になることはむつかしい」
以上が河原社長が指針としている言葉。
講演後の質疑応答からさらに魂の叫びで涙ながらに下記を伝えられました。
小舟でいいよ俺は。大きな舟はいらない。小さくっていいよ。順風は感謝だけど生まれて死ぬから順風は関係ない。いつも今が始まり。順風である必要はない。逆境も順風と同じ。あなた方がキラキラしないとダメ。あなたが魅力的であれば人がついてくるよ。
今の年齢、経験でいいからさ、希望とか夢とか勇気とかをしっかり自分の言葉で人に伝えられるような自分を創ることが大事だよね。本物の気持ちを。
自分の天職って「ありがとう」を創っていくこと。そうだよ、「ありがとう」だよ。本物の寿司やは寿司を握って出しているんじゃないんだよ。ありがとうを出しているよ。洋食屋も何でもそうだよ。ありがとうをもらえない仕事、単に技術を出している仕事は本物にはならないよ。
自分の足元を深く、深く、深く掘ればいい。広くなくていい。広げなくていい。遠くに探さなくていい。針くらい細くてもいいから足元を深く深く掘ったらいい。自分が何のために生きているのか、仕事を通して見えてくる。
以上
河原社長 感謝申し上げます。
合掌